• 2025年8月6日

認知症サポート医養成研修

2025年8月2日、東京羽田で開催された「認知症サポート医養成研修」に参加してきました。全国各地から400弱の医師が集まり、認知症ケアに関する知識と実践力を深める一日となりました。

認知症サポート医とは?

認知症サポート医とは、厚生労働省が推進する「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」および「認知症施策推進大綱」に基づいて養成されている、地域包括ケアの中核を担う医師です。

国は、認知症高齢者の急増に備え、「共生」と「予防」を柱とする地域づくりを推進しています。認知症サポート医はその実現において、以下のような重要な役割を担っています。

  • 地域のかかりつけ医への支援・助言を通じた認知症診療の質の向上
  • 認知症初期集中支援チームとの協働による早期介入の促進
  • 地域包括支援センターや自治体との連携による支援体制の構築
  • 認知症の人と家族に寄り添う支援者としての役割の実践

このように、認知症サポート医は、国が掲げる「地域包括ケアシステム」の実現に不可欠なキープレイヤーとして、政策的にも明確に位置づけられています。

これからの実践に向けて

今回の研修で得た知識と視点を、専門医の先生方の助言も頂きながら、地域の認知症ケアに生かしていきたいと考えています。

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