• 2026年5月17日
  • 2026年5月15日

糖尿病の方こそ心臓チェックを|瑞浪市の内科解説

糖尿病と診断されている方、または血糖値が高めと指摘されたことがある方は、定期的な心臓の健康チェックがとても重要です。糖尿病は心臓病・脳梗塞などの動脈硬化性疾患のリスクを約2〜4倍に高めることが知られており、しかも自覚症状が乏しいまま進行することが多いため「気づいた時には心筋梗塞」というケースも珍しくありません。本記事では、なぜ糖尿病の方こそ心臓を診ておくべきなのか、どんな検査を受けるべきなのかを瑞浪市のおおたけ内科クリニックが解説します。※当院の循環器外来は毎月第4土曜のみの特別外来です。

糖尿病と心臓病の関係

糖尿病は単に血糖値が高い病気ではなく、全身の血管に慢性的なダメージを与える「血管病」です。慢性的な高血糖は血管の内側(内皮)を傷つけ、動脈硬化を加速させます。特に冠動脈(心臓を栄養する血管)は影響を受けやすく、糖尿病の方では冠動脈疾患(狭心症・心筋梗塞)の発症率が非糖尿病者の2〜4倍とされています。

「無症候性心筋虚血」に注意

糖尿病が進行すると神経障害が起こり、本来感じるはずの胸痛を感じにくくなります。これを「無症候性心筋虚血」といい、症状が出ないまま心臓に虚血(血流不足)が起きている状態です。胸の痛みがないため発見が遅れやすく、突然の心筋梗塞で初めて気づくこともあります。

心不全リスクも高い

糖尿病は心筋そのものにもダメージを与え、「糖尿病性心筋症」と呼ばれる状態を引き起こすことがあります。これにより心不全のリスクが上昇します。近年は糖尿病治療薬(SGLT2阻害薬など)が心不全の予防・治療にも有効であることが分かってきました。

糖尿病の方が受けるべき心臓チェック

心電図

最も基本的な検査です。狭心症や過去の心筋梗塞の痕跡、不整脈などを確認できます。年に1回は受けたい検査です。

心臓超音波(心エコー)

心臓の動き、壁の厚さ、弁の動き、心機能を詳細に評価できます。糖尿病性心筋症や無症候の心筋障害の発見に有用です。

頸動脈エコー

頸動脈は全身の動脈硬化の鏡といわれます。プラーク(動脈硬化巣)の有無や血管壁の厚さを評価することで、心臓血管病のリスクを推定できます。

血液検査(BNP・脂質・HbA1c)

BNPは心不全のマーカー、脂質は動脈硬化のリスク評価、HbA1cは血糖コントロールの指標です。これらを総合的に見て、心血管リスクを評価します。

こんな方は特に早めに受診を

  • 糖尿病歴が10年以上ある方
  • HbA1cが長期間7.0%以上の方
  • 高血圧・脂質異常症を合併している方
  • 喫煙者または喫煙歴のある方
  • ご家族に心筋梗塞・脳梗塞の方がいる方
  • 軽い労作で息切れ・胸の違和感を感じる方

当院でできること

おおたけ内科クリニックでは、糖尿病の専門的な治療と並行して、心電図・心臓超音波・頸動脈エコー・血液検査を組み合わせ、心臓血管のリスクを総合的に評価します。糖尿病の通院ついでに、ぜひ心臓もチェックしましょう。瑞浪市・土岐市・恵那市から多くの患者様が通院されています。

受診のご案内

循環器外来は毎月第4土曜のみの特別外来です。糖尿病の定期通院と合わせてご相談ください。WEB予約はこちらから

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