• 2026年5月29日
  • 2026年5月17日

シックデイ|糖尿病の方が体調を崩したら|瑞浪市の内科

糖尿病で通院中の方が、風邪・発熱・下痢・嘔吐などで体調を崩したとき、いつもと違う対応が必要になることをご存じですか?これを「シックデイ(sick day)」と呼び、薬の調整や食事・水分の摂り方を見直すことが重要です。※当院の循環器外来は毎月第4土曜のみの特別外来です。

シックデイとは

シックデイは、糖尿病の方が発熱・下痢・嘔吐・食欲不振などで普段通りの食事や薬の継続が難しい状況を指します。日本糖尿病学会も「シックデイルール」を提唱しており、患者さんとご家族が事前に知っておくことが推奨されています。

シックデイで気をつけたいのは、低血糖と高血糖、両方のリスクが上がることです。

シックデイで起こりうる血糖変化

高血糖になりやすい要因

感染症で体内のストレスホルモンが分泌されインスリン抵抗性が増す
脱水で血糖が濃縮される
糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)のリスク

低血糖になりやすい要因

食事が摂れないのに通常通り薬を続ける
嘔吐・下痢で吸収が悪い

薬剤ごとのシックデイ対応

SGLT2阻害薬(ジャディアンス、フォシーガなど)

食事や水分が摂れないときは休薬が推奨されます。脱水とケトアシドーシスのリスクが上がるためです。回復してから再開してください。

メトホルミン

脱水時には乳酸アシドーシスのリスクが上がるため、嘔吐・下痢・脱水のときは休薬が推奨されます。

スルホニル尿素薬(SU薬)・グリニド薬

食事が摂れない場合、低血糖のリスクが高まります。減量または休薬を検討します。

インスリン

自己判断で中止しないでください。1型糖尿病の方は特に、インスリンを完全に止めるとケトアシドーシスを起こします。食事量に応じた調整を行います。

DPP-4阻害薬・GLP-1受容体作動薬

通常は継続可能なことが多いですが、強い嘔吐・下痢では一時休薬を検討します。

薬の調整は自己判断ではなく、事前にかかりつけ医と相談しておくことが大切です。

シックデイの食事・水分

水分をこまめに摂る:脱水を防ぐ。1日1.5〜2リットルが目安
糖分を含む水分も活用:食事が摂れない場合はスポーツドリンク・経口補水液など
食べやすいものを少しずつ:おかゆ、うどん、ゼリー、果物
血糖測定の頻度を増やす:自己測定器をお持ちの方は2〜4時間ごとの測定が推奨

受診の目安

以下に当てはまる場合は、医療機関への受診を検討してください。

38度以上の発熱が続く
嘔吐・下痢が止まらず、水分も摂れない
血糖値が350mg/dL以上または70mg/dL未満
強い倦怠感、意識がはっきりしない
呼吸が早い・深い(ケトアシドーシスの可能性)
24時間以上食事が摂れない

特に意識障害・深い呼吸は糖尿病性ケトアシドーシスのサインのことがあり、救急対応が必要です。迷ったときは「♯7119」、緊急時は119番を要請してください。

シックデイに備えておきたいこと

かかりつけ医にあらかじめシックデイの対応を相談しておく
自己血糖測定器・尿ケトン試験紙を備えておく
経口補水液・スポーツドリンクを家に常備
お薬手帳と緊急連絡先を分かる場所に
ご家族にもシックデイルールを共有しておく

当院での対応について

当院は糖尿病専門の内科として、シックデイの相談・対応に対応しています。※循環器外来は毎月第4土曜のみの特別外来です。

通院中の方への事前指導:シックデイルールを個別に説明
電話相談:診療時間内は薬の調整等のご相談に対応可能
臨時受診:体調不良時の補液・採血・血糖評価
必要時の基幹病院紹介:ケトアシドーシスなど重症時には速やかに紹介

よくあるご質問(FAQ)

Q. 食事が摂れないので薬を全部やめてもいいですか?
A. 薬の種類によって対応が異なります。インスリンは原則中止しないでください。SU薬・SGLT2阻害薬・メトホルミンは休薬が望ましいことがあります。事前にかかりつけ医とご相談ください。

Q. 風邪で熱があります。受診すべきですか?
A. 軽度なら自宅療養で様子を見ますが、水分が摂れない・血糖値が大きく変動する・24時間以上食事が摂れない場合は受診してください。

Q. 嘔吐が続いています。どうすればよいですか?
A. 脱水のリスクが高まるため、経口補水液で少量ずつ水分を補給してください。嘔吐が続く場合は受診をおすすめします。

Q. 血糖値が普段より高いです。インスリンを増やしていいですか?
A. 自己判断での増量は低血糖のリスクがあります。事前に主治医とシックデイ時の調整方法を相談しておくことが理想です。

Q. シックデイ中も運動はしていいですか?
A. 体調不良時の運動は推奨されません。安静と水分補給を優先してください。

Q. シックデイの相談は電話でできますか?
A. 当院では診療時間内のお電話でのご相談に対応しています。緊急性が高い場合は受診をご案内します。

ご予約・お問い合わせ

電話:0572-56-6800
WEB予約:[WEB予約リンク]
住所:〒509-6122 岐阜県瑞浪市上平町4丁目4
駐車場:あり

循環器外来は毎月第4土曜のみ。平日は一般内科として院長が一次評価いたします。

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