• 2026年8月20日
  • 2026年8月24日

いびき・日中の眠気|睡眠時無呼吸の検査は自宅でできます【瑞浪市の内科】

「家族にいびきがうるさいと言われる」「しっかり寝たはずなのに、日中どうしても眠くなる」。この2つが重なるとき、睡眠時無呼吸を疑います。

こんな症状があります

日本呼吸器学会ほかの『睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020』では、主な症状として次が挙げられています。

  • いびき
  • 日中の過度の眠気
  • 睡眠中の窒息感とともに目覚めること、あえぎ呼吸
  • 不眠

このうち最も信頼できる所見は「睡眠中の窒息感やあえぎ呼吸」とされています。

一般には、起床時の頭痛、夜間に何度もトイレに起きる、集中力が続かない、といった訴えもよく聞かれます。

やっかいなのは、ご本人は眠っているので気づけないことです。ご家族に「呼吸が止まっている」と指摘されて受診される方が多くいらっしゃいます。

検査は自宅でできます

検査は2段階あります。

① 簡易検査(携帯用装置) ご自宅で、指と鼻に小さなセンサーをつけて眠っていただきます。血液中の酸素の値と、鼻の空気の流れなどを一晩記録します。入院は必要ありません。

② 精密検査(PSG/終夜睡眠ポリグラフ検査) 脳波を含めて多くの項目を測る検査で、原則として入院で行います。

ガイドラインでは、明らかな併存疾患がなく、中等症から重症のOSAが疑われる場合には、簡易検査(携帯用装置)を精密検査の代わりに用いることが提案されています(CQ15/推奨の強さ2・エビデンスレベルA。「強く推奨」ではなく条件付きの提案です)。つまり、多くの方はまず自宅での検査から始められます。

放置した場合のリスク

同ガイドラインには、次の記載があります。

  • 閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は二次性高血圧の主要な原因のひとつ(CQ 17-1)
  • CPAP治療によって心血管イベントを抑制する可能性がある(CQ 22-2)
  • OSAにより運転事故のリスクは上昇する。特に中等〜重症の眠気がある方、眠気・疲労・不注意による事故やニアミスを最近生じている方は、早期の診断・治療を受けるべきである(CQ 35-1)
  • CPAP治療によって、OSA患者の事故リスクは低下する(CQ 35-2)

「ただのいびき」で済まないことがある、というのはこうした理由です。特に運転をされるお仕事の方は、早めにご相談ください。

治療

程度に応じて選びます。中等症以上ではCPAP(シーパップ/持続陽圧呼吸療法)が中心になります。鼻にマスクを当てて空気を送り、気道が塞がらないようにする治療です。

軽症の方や、あごの形が関係している方では、マウスピース(口腔内装置)が選択肢になることもあります。あわせて、減量・飲酒量・寝る姿勢の調整も効果があります。

なお、CPAPの保険適用の基準は診療報酬で定められており、改定によって変わることがあります。ご自身が該当するかは、検査結果をもとにご説明します。

よくある質問

Q. 太っていなくても、なりますか? A. なります。あごの形や扁桃の大きさなど、体型以外の要因も関係します。

Q. 検査はどれくらい大変ですか? A. 簡易検査は、装置をお持ち帰りいただき、ご自宅で一晩つけて眠るだけです。翌日返却していただきます。

Q. CPAPは一生続けるのですか? A. 減量などで改善して、装置が不要になる方もいらっしゃいます。定期的に評価します。


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糖尿病・甲状腺 おおたけ内科クリニック 〒509-6122 岐阜県瑞浪市上平町4丁目4 TEL 0572-56-6800(WEB予約・LINE予約も承っております)

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JR中央線「瑞浪」駅より徒歩20分・車で5分。土岐市・恵那市・多治見市からもご来院いただいています。


参考文献

  1. 日本呼吸器学会ほか編『睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020』CQ 8-1、CQ 15-1、CQ 17-1、CQ 22-2、CQ 35-1、CQ 35-2

この記事は一般的な医学情報をまとめたもので、個別の診断や治療方針を示すものではありません。治療を変更する際は必ず主治医とご相談ください。

記事監修:院長 大竹宏輝(日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医)

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