- 2026年5月28日
- 2026年5月17日
GLP-1受容体作動薬とは|糖尿病・肥満治療|瑞浪市
GLP-1受容体作動薬は、糖尿病治療において広く使われている注射薬で、近年は肥満治療薬としても注目を集めています。当院は糖尿病専門の内科として、この薬剤の使用経験が豊富です。本記事では、GLP-1受容体作動薬の作用・効果・副作用・適応について整理します。※当院の循環器外来は毎月第4土曜のみの特別外来です。
GLP-1受容体作動薬とは
GLP-1(グルカゴン様ペプチド1)は、食事を摂ると小腸から分泌されるホルモンで、インスリン分泌促進・グルカゴン抑制・胃排出遅延・食欲抑制といった作用があります。これを医薬品として再現したのがGLP-1受容体作動薬です。
代表的な薬剤:
セマグルチド(オゼンピック:糖尿病/ウゴービ:肥満症/リベルサス:内服)
チルゼパチド(マンジャロ:糖尿病/ゼップバウンド:肥満症)※GLP-1/GIPデュアル
デュラグルチド(トルリシティ:糖尿病)
リラグルチド(ビクトーザ:糖尿病/サクセンダ:肥満)
どんな効果があるか
血糖降下作用
食後高血糖を抑える効果が高く、HbA1cの大幅な改善が期待できます。低血糖を起こしにくいのが特徴です。
体重減少効果
食欲抑制と胃排出遅延により、体重減少が期待できます。セマグルチド(ウゴービ)やチルゼパチド(ゼップバウンド)は肥満症の保険適用も取得しています。
心血管保護作用
セマグルチドのSELECT試験では、肥満を有し心血管疾患を合併する患者でMACE(主要心血管イベント)を約20%減少させたことが報告されています(NEJM 2023)。複数のGLP-1受容体作動薬で心血管保護効果が示されています。
腎保護作用
糖尿病性腎症の進行抑制効果も報告されています。
副作用・注意点
主な副作用は消化器症状です。
吐き気・嘔吐:投与開始時や増量時に多い、徐々に慣れることが多い
便秘・下痢
食欲低下
その他、まれですが重要な副作用:
急性膵炎
胆嚢炎・胆石症
甲状腺髄様癌(動物実験での懸念):MEN2型・甲状腺髄様癌の既往・家族歴がある方は禁忌
保険適用と自費
保険適用
2型糖尿病:明確な保険適用
肥満症(ウゴービ・ゼップバウンド):BMIや合併症など一定の条件下で保険適用
自費診療
肥満症の保険適用基準を満たさない方
体重減少を目的とする自費メディカルダイエット
当院も自費診療として対応
肥満症の保険適用は施設基準等の要件があるため、すべての医療機関で実施できるわけではない点に注意が必要です。
当院での対応について
当院は糖尿病専門の内科として、GLP-1受容体作動薬の使用経験が豊富です。※循環器外来は毎月第4土曜のみの特別外来です。
糖尿病治療:保険適用で適切な患者さんに処方
自費メディカルダイエット:セマグルチド・チルゼパチドの自費処方に対応
副作用への対応:消化器症状への対処、用量調整
全身管理:血糖だけでなく、血圧・脂質・心血管リスクを含めた包括管理
第4土曜の循環器外来:心血管疾患併存例の評価
よくあるご質問(FAQ)
Q. GLP-1で痩せるって本当ですか?
A. はい、食欲抑制と胃排出遅延により体重減少が報告されています。ただし個人差があり、生活習慣の改善と組み合わせることが大切です。
Q. 糖尿病でなくても処方してもらえますか?
A. 肥満症の保険適用基準を満たさない方は自費診療になります。詳しくはご相談ください。
Q. 注射は痛いですか?
A. 細い針で皮下注射するため、痛みは強くありません。週1回の注射で済む製剤が主流です。
Q. 副作用が出たらどうすればいいですか?
A. 多くは投与開始時の吐き気で、徐々に慣れる方が大半です。強い症状が続く場合は減量・中止を検討します。受診してご相談ください。
Q. やめたらリバウンドしますか?
A. 体重減少効果は服薬中に得られるもので、中止後の体重変化には個人差があります。生活習慣の改善を並行することが大切です。
Q. 心臓にも良いと聞きましたが?
A. セマグルチドのSELECT試験で心血管イベント抑制が示されています。糖尿病・心血管疾患を合併する方には特に意義が大きいとされています。
ご予約・お問い合わせ
電話:0572-56-6800
WEB予約:[WEB予約リンク]
住所:〒509-6122 岐阜県瑞浪市上平町4丁目4
駐車場:あり
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