• 2026年5月23日
  • 2026年5月17日

メタボと内臓脂肪の落とし方|瑞浪市の内科が解説

お腹周りが気になる、健診で「メタボリック症候群」と言われた、内臓脂肪が多いと指摘された――こうしたお悩みは、心筋梗塞・脳卒中・糖尿病のリスク管理という観点でとても重要なテーマです。内臓脂肪は皮下脂肪と違い、生活習慣の改善で比較的落ちやすいことが知られています。※当院の循環器外来は毎月第4土曜のみの特別外来です。

メタボリック症候群の診断基準

日本のメタボリック症候群の診断基準(日本内科学会等)は以下の通りです。

【必須項目】腹囲
男性 85cm以上
女性 90cm以上
【追加項目】以下のうち2つ以上
中性脂肪 150mg/dL以上 または HDL 40mg/dL未満
血圧 130/85mmHg以上
空腹時血糖 110mg/dL以上

腹囲+2項目以上で「メタボリック症候群」と診断されます。

内臓脂肪と皮下脂肪の違い

脂肪には大きく2種類あります。

内臓脂肪:お腹の中、内臓の周りにつく脂肪。生活習慣で増減しやすい
皮下脂肪:皮膚のすぐ下につく脂肪。比較的落ちにくい

問題は内臓脂肪です。内臓脂肪からはさまざまな生理活性物質が分泌され、インスリン抵抗性・高血圧・脂質異常を引き起こすため、心血管リスクを上げます。

朗報なのは、内臓脂肪は皮下脂肪より落ちやすいという点です。生活習慣の改善で比較的早く減少が期待できます。

なぜメタボが心血管リスクなのか

メタボリック症候群は「マルチプルリスクファクター症候群」とも呼ばれ、血糖・血圧・脂質の異常が同時に存在することで、心筋梗塞・脳卒中のリスクが相乗的に上昇します。日本動脈硬化学会等のガイドラインでも、メタボはハイリスクとして位置づけられています。

「一つ一つは軽度の異常」でも、複数重なると単独より遥かに大きなリスクになります。

内臓脂肪を減らす食事のポイント

総カロリーの適正化:消費カロリー>摂取カロリー の状態を作る
糖質の摂りすぎを控える:白米・パン・甘い飲み物を控えめに
タンパク質をしっかり:肉・魚・卵・大豆製品で筋肉量を維持
食物繊維を増やす:野菜・海藻・きのこ
間食・飲酒を見直す:見落としがちなカロリー源
食べる速度をゆっくり:満腹感が出るまで時間をかける

「○○を抜けば必ず痩せる」とは言えませんが、食事内容と量の見直しで内臓脂肪の減少が期待できます。

運動のポイント

有酸素運動:週150分以上(早歩き、自転車、水泳など)が目安
筋トレ:週2回程度、大きな筋肉を中心に
日常の活動量:エレベーターを階段に、一駅手前で降りる等の積み重ね

運動は内臓脂肪を減らすだけでなく、インスリン感受性の改善・血圧の改善・気分の改善にもつながります。

医療によるサポート

生活習慣の改善で目標達成が難しい場合、医療的なサポートも選択肢です。

食事・運動指導:管理栄養士や医師による個別指導
GLP-1受容体作動薬・SGLT2阻害薬:糖尿病治療薬として承認されている薬剤の一部は体重減少効果があります(適応に応じて使用)
肥満症治療薬:BMI等の条件を満たす方には肥満症治療薬(ウゴービなど)の選択肢があります
減量手術:高度肥満で重大な合併症がある場合の選択肢(基幹病院での実施)

薬物治療は一律に勧められるものではなく、合併症やリスクを総合的に評価して判断します。

当院での対応について

当院は糖尿病・甲状腺を専門とする内科として、メタボリック症候群の評価と治療に対応しています。※循環器外来は毎月第4土曜のみの特別外来です。

採血での包括評価:HbA1c、脂質、肝機能、甲状腺機能などを総合的に
食事・運動指導:個別状況に合わせたアドバイス
必要時の薬物治療:糖尿病・脂質異常症・高血圧の治療と並行
第4土曜の循環器外来:心血管リスクが高い方の精密評価

よくあるご質問(FAQ)

Q. メタボでも症状はないので放置していいですか?
A. メタボは症状が出にくいのが特徴ですが、心血管イベントのリスクが上がる状態のため、放置せず生活習慣の見直しをおすすめします。

Q. 内臓脂肪はどのくらいで減りますか?
A. 個人差がありますが、適切な食事・運動を継続することで、数ヶ月で改善が見られることがあります。

Q. 痩せ型なのにメタボと言われました。どうしてですか?
A. 体重が標準でも内臓脂肪が多い「隠れ肥満」があります。腹囲やお腹のCT検査でわかります。

Q. 短期間で大幅に痩せる方法はありますか?
A. 急激な減量はリバウンドや健康被害のリスクがあるため推奨されません。月に体重の3〜5%程度の減量が現実的で安全な目安です。

Q. 健診のたびに少しずつ悪くなっています。どこから手をつければ?
A. まず受診して、リスクを総合評価しましょう。数値ベースで「どれが最も優先か」を判断するお手伝いをします。

Q. お酒は控えるべきですか?
A. 過度な飲酒は内臓脂肪を増やし、血圧・中性脂肪を上げます。週に休肝日を設けるか、量を見直すことをおすすめします。

ご予約・お問い合わせ

電話:0572-56-6800
WEB予約:[WEB予約リンク]
住所:〒509-6122 岐阜県瑞浪市上平町4丁目4
駐車場:あり

循環器外来は毎月第4土曜のみ。平日は一般内科として院長が一次評価いたします。

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