生活習慣病について

生活習慣病は、食習慣、運動習慣、喫煙、飲酒、ストレスなどの生活習慣が深く関わって発症する病気の総称です。 代表的なものには、糖尿病、高血圧、脂質異常症などがあります。
これらの病気は、自覚症状がないまま進行することが多く、放置すると心筋梗塞や脳卒中など、命に関わる病気を引き起こす可能性があります。
生活習慣病の治療は、「食事療法」「運動療法」「薬物療法」の3つを柱に行います。糖尿病、高血圧、脂質異常症は合併することがありますが、どれか一つでも放置してしまうと合併症が発生するリスクがあります。
あまり厳しすぎる食事療法は逆効果になる可能性もあるため、実現可能な範囲で生活習慣病予防が可能な食事、運動の提案をするよう心がけています。
このようなお悩みの症状があれば当院をご受診ください
- ご飯を食べ過ぎてしまう事が多い
- 夜の遅い時間に何か食べてしまう
- 肉はよく食べるが、魚はあまり食べない
- 脂っこい料理をよく食べる
- 味付けの濃い料理が好きだ
- 野菜や果物をほとんど食べない
- ご飯を食べる時間が不規則だ
- お酒を飲み過ぎてしまう
- 定期的な運動を行っていない
- 以前と比べて疲れやすくなった
- 睡眠不足が続いている
- タバコを吸っている
- 健康診断で血糖値異常や高血圧などを指摘された
など
糖尿病
こちらをご覧ください。
高血圧
血圧とは、心臓が体全体に血液を送り出す際に血管内壁にかかる圧力のことをいいます。この圧力が基準値よりも高いと高血圧と診断されます。具体的には、医療機関で繰り返し測定し、収縮期血圧(最高血圧)が140㎜Hg以上、拡張期血圧(最低血圧)が90 ㎜Hg以上の場合に診断されます。
脂質異常症
脂質異常症は、血液中に含まれる脂質のうち、LDL(悪玉)コレステロールと中性脂肪(トリグリセリド)が過剰な状態にある、もしくはHDL(善玉)コレステロールが基準よりも少なくなる病気です。主な原因は、家族性高コレステロール血症など遺伝的要因によって発症することもありますが、多くの場合、過食や運動不足、肥満、禁煙、お酒の飲み過ぎなどの生活習慣が問題となります。このほか、甲状腺疾患や糖尿病、薬剤の影響などが原因となることもあります。
高尿酸血症
高尿酸血症は、血液中に含まれている尿酸が過多になってしまう病気です。具体的には、血清尿酸血値が7.0mg/dLを超えている場合に診断されます。もともと尿酸というのは水に溶けにくい性質なので、これが血液の中で過剰になってしまうと針状の尿酸塩が作られていきます。これが足の親指の付け根付近などに溜まると、患部が赤く腫れてかなりの激痛に襲われる痛風発作が起きることがあります。